2020年は、世界中の人々が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた年。外出自粛のために会いたい人に会えず、もどかしく感じた方も多いことでしょう。
年賀状は本来、日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちを込めて、また新年も変わらないお付き合いを願って送るもの。夢工房では素敵なデザインの年賀はがきを簡単に準備できます。
「ここ数年、年賀状は出していない…」という方も、この機会にその温もりを見直してみてはいかがでしょうか。相手の状況に合わせた一言を添えるというのもよいかもしれません。
こんな時だからの年賀状!!以下のような文例をご用意しました。印刷もできますよ!
自粛生活が続きますがお変わりありませんか?
一日も早く落ち着いた生活を取り戻せるよう
心よりお祈り申し上げます
昨年はなかなか会いにくい状況でしたが
またお会いできる日を楽しみにしております
楽しいお正月をお迎えでしょうか
もう少しコロナに用心する日が続くかもしれませんが
お会いできる日を楽しみにしています
一日も早いコロナ収束を祈っています
新しい年が○○さんにとって良い一年になりますように
休業期間中はご迷惑をおかけしました
深くお詫び申し上げます
本年は気持ちを新たに全力で取り組んでまいりますので
これまで同様のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます
Web会議やテレビ電話などのツールが発達した時代にあっても、やはりひと手間かけた手書きの文字を目にすると心温まるもの。年賀状のデザインや宛名をすべて印刷で仕上げたとしても、ちょっとしたメッセージを手書きで添えると好印象でしょう。
コロナで距離を取らなければならない今だからこそ、大事な人の心に寄り添う言葉を選んで、丁寧に届けたいですね。
<コロナ禍という言葉>
新しい年明け、、、喜ばしいときにマイナスイメージとなる言葉を使用することも好まれません。
いわゆる「忌み言葉」といわれるもので、「絶える」「衰える」「病む」「失う」といったものが相当します。気を付けたいのが2020年にあまりにも見慣れてしまったコロナ禍という言葉。「わざわい」という意味なので、別の表現にした方が無難です。
新しい年を祝う決まり文句(賀詞)
昨年お世話になったことに対するお礼
今年も変わらぬお付き合いや指導をお願いする言葉
相手の健康や幸せを願う言葉
年号、日付、干支など
すべての要素が入っていなくてもよいですが、(1)にあたる「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」などの賀詞は必須。ほかの文章より少し大きめの文字で書くとバランスがとれます。同じ構成でも表現次第でフォーマルにもカジュアルにもアレンジ可能。5つの要素をすべて含んだ簡単な2つの例文を紹介します。
【例文1/紋切型】
謹んで新春のお慶びを申し上げます……(1)
旧年中は大変お世話になり ありがとうございました……(2)
今年もご指導のほどよろしくお願いします……(3)
皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます……(4)
平成〇〇年元旦……(5)
【例文2/カジュアル】
HAPPY NEW YEAR……(1)
昨年はいろいろありがとう……(2)
今年もどうぞよろしく!……(3)
素敵な一年になりますように……(4)
20xx年1月1日……(5)
印刷された年賀状でも、必ず手書きで一言添えるのがよいと思います。形式的な言葉でも、手書きで一言添えると印象は大きく変わります。
最近はあらかじめ挨拶文が印刷されたデザインも多いので、手書きのメッセージを添える際は、印刷されている文章と意味が重複しないよう注意。「本年も何卒よろしくお願いいたします」と印刷されているのに、「今年もよろしく!」と書き添えても、あまり意味がありませんね。
年賀状は家族で回し見ることも多いので、添えるメッセージは内容には配慮し、新年らしい楽しく明るい話題が適しています。お互いのことをよく知っている仲でも、「相変わらず景気は厳しいですが…」「昨年は体調を崩しまして…」など暗い話題は避け、新年にふさわしい華やかな文章を送りたいですね。
なお、年賀状には使わないほうがよい言葉や表現には以下のものがあります。
<忌み言葉>
不吉なできごとを連想させる言葉は使わないようにします。とくに注意したいのが去年の「去」。「去る」「離れる」といった意味がよくないので、年賀状では「昨年」や「旧年」を使います。ほかに「ほかに「切れる」「落ちる」「終わる」「離れる」なども避けるようにします。
<句読点>
「、」「。」などの句読点は年賀状にはいれないのが正式です。句点の部分で改行し、読点で一文字分開けるなど、書き方を工夫して読みやすさを心がけます。
年賀状は元日(1月1日)から松の内(一般的に1月7日まで)に届くようにし、それ以降は寒中見舞いを出します。
理想は元日、できれば三が日のうちに届くように出したいですね。
12月25日までに投函すると、元日に届きます。
なお、一般はがきや私製はがきを使うときは「年賀」の朱書きを入れるのを忘れずに。そうしないと年内に届いてしまいます。/p>
日本語は縦書きが正式ですので、本来は年賀状も縦書きです。ただし、表面と裏面で縦横をそろえるのが基本なので、裏面のデザインが横向きなら宛名も横書きにします。
目上の人に出す場合は、宛名面、裏面ともに縦書きのほうがよいと思います。また、裏面が全面写真のデザインなどで表面にメッセージを書きたい場合は、横書きのほうが読みやすいです。親しい相手であれば横書きでも大丈夫です。
地震・風水害などで被災した知人に年賀状を出していいものか、悩むところです。避難生活の日々では年賀状どころではなく、「おめでとう」と新年を祝う気持ちになれない方が多いと思います。
逆に、年賀状が励みになるかもしれません。元気を出してもらいたいから、あえて普通の年のように年賀状を送るという考えもあります。
また逆に、不安に駆られる日々の中では「頑張って」との励ましもかえって辛く思われるかもしれません。年賀状ではなく、年内にお見舞い状として送るか、時期を遅らせて年明けに寒中見舞いを送るのもよいと思います。
年賀状ではなく年始の挨拶状として送るなら、「年始のご挨拶を申し上げます」などの挨拶語からはじめ、復興と幸福を願う内容にします。「賀」「寿」「おめでとう」などの祝いの語は使わず、以下のような言葉を送りましょう。
===祝いの語を使わない例===
「新年のご挨拶を申し上げます」
「初春のご挨拶を申し上げます」
「幸多き年でありますように」
「平和な一年でありますように」
「新しい年が明るい年でありますように」
「一陽来復」「笑門来福」
いずれにしても、自分の身に置き換えて先方のことを思いやり、気遣い、一日も早い立ち直りを祈りましょう。
最近は宛名をプリンタで印刷することも一般的になりましたが、書体によってイメージはだいぶ変わります。宛名は年賀状の顔ともいうべき部分ですから、こだわって選びたいですね。
基本的には凝ったものより、シンプルなベーシックな明朝体やゴシック体、筆書体がおすすめ。なかでも毛筆風の筆書体は年賀状にはよく合います。
一方、ポップな雰囲気の書体はビジネス年賀状では避けたほうが無難です。パソコンにはあらかじめいろいろな書体が用意されていますが、フリーソフトなどを使うとさらに書体のバラエティが広がり